プロパティには、ポータル内のドキュメントとオブジェクトに関する情報と、その検索方法が含まれています。たとえば、作成者のプロパティを作成すると、特定のユーザーによって作成されたすべてのドキュメントまたはオブジェクトをユーザーが検索することができるようになります。
このトピックでは次の項目について説明します。
プロパティやコンテンツ タイプなどの管理オブジェクトの作成または編集については、管理オブジェクトの作成と編集を参照してください。
(グローバル オブジェクト プロパティ マップ、グローバル ドキュメント プロパティ マップ、グローバル コンテンツ タイプ マップなどの) ポータル ユーティリティにアクセスするには、[管理] をクリックして、[ユーティリティの選択] ドロップダウン リストからアクセスするユーティリティを選択します。
グローバル オブジェクト プロパティ マップには、プロパティを関連付けることができるすべてのタイプのポータル オブジェクトが表示されます。ユーザーがポータル オブジェクトを作成すると、そのオブジェクトのエディタの [プロパティおよび名前] ページで関連するプロパティの値を指定できます。
手動またはクローラによって、ユーザーがドキュメントをポータルにインポートすると、グローバル ドキュメント プロパティ マップおよびコンテンツ タイプで指定したプロパティ マッピングを使用して、プロパティ値をソース ドキュメントから抽出できます。
ユーザーがポータルにドキュメントをインポートすると、ポータルは次の操作を実行します。
ポータルによって、グローバル コンテンツ タイプ マップまたはクローラのコンテンツ タイプの設定を基にして、使用するコンテンツ タイプが設定されます。
ポータルによって、プロパティ マッピングを基にして、コンテンツ タイプにプロパティ値が取り込まれます。
グローバル コンテンツ タイプ マップ内にさらにマップされたプロパティ (コンテンツ タイプのプロパティ マッピングに含まれていないプロパティ) がある場合、ポータルによって、それらのプロパティ マッピングを基にしたプロパティ値が取り込まれます。
これにより、グローバル ドキュメント プロパティ マップに共通プロパティをマップして、コンテンツ タイプに特別なマッピング、デフォルト値、オーバーライド値のみを指定することができます。
注意: プロパティ マッピングには、ポータルのインストール時に自動的に設定されるものがあります。そのため、特別なマッピングを作成しなくても、ポータルによって一定の一般メタデータを作成することができます。
コンテンツ タイプでは、次のオプションを指定できます。
ソース コンテンツのフォーマット (Microsoft Office、ウェブ ページ、Lotus Notes ドキュメントなど)
コンテンツのテキストに対する、検索に使用するためのインデックスの作成の有無
ドキュメント プロパティ値を取り込む方法
これらのオプションの各組み合わせについて、個別にコンテンツ タイプを作成する必要があります。たとえば、複数の部署でドキュメントの説明に異なる Microsoft Word 属性を使用する場合は、件名の属性から説明テキストを抽出するコンテンツ タイプとコメントの属性から説明テキストを抽出するコンテンツ タイプを 1 つずつ作成する必要があります。
グローバル コンテンツ タイプ マップには、クローラのデフォルトのコンテンツ タイプのマッピングが含まれています。コンテンツ タイプ マッピングによって、クローラがインポート済みのコンテンツにコンテンツ タイプを割り当てる方法が示されます。クローラによって新しいドキュメントが見つけられると、クローラはそのドキュメントの拡張子と同じものをドキュメント タイプ マッピングの最初から検索します。クローラでは最初に一致した拡張子にマップされたコンテンツ タイプが使用されます。
ユーザーがクローラを作成すると、[コンテンツ タイプ] ページでは、グローバル コンテンツ タイプ マップで指定したマッピングが最初に表示されます。これらの設定は、個々のクローラについてカスタマイズすることができます。
グローバル ドキュメント プロパティ マップには、ポータル内のドキュメントに共通するプロパティに対するデフォルトのマッピングが含まれています。前述のように、これらのマッピングはコンテンツ タイプ内で行われるその後のマッピングに適用されます。