ネットワーク検索を使用すると、たとえば他のポータル、Web サイト、データベースなどの他のソースとの間の検索についての関連性を確立することができます。必要なネットワーク検索に必要なアクセス権限を設定すると、リクエスト ポータルのユーザが、使用するレポジトリが確立された検索システムでもカスタム データベースであっても、該当レポジトリ内のコンテンツを検索することができます。
ネットワーク検索には受信検索と送信検索があります。
受信ネットワーク検索では、他の Oracle WebCenter Interaction ポータルから自分のポータルを検索することができます。
送信ネットワーク検索では、ポータル内のユーザが、他の Oracle WebCenter Interaction ポータルまたはその他の外部レポジトリを検索することができます。
このトピックでは、次の項目について説明します。
受信ネットワーク検索、送信ネットワーク検索、検索 Web サービスなどの管理オブジェクトの作成または編集については、こちらを参照してください。
ユーザがネットワーク検索クエリを実行する方法については、こちらを参照してください。
受信ネットワーク検索のエディタについては、次のエディタに関するページへのリンクを参照してください。
送信ネットワーク検索のエディタについては、次のエディタに関するページへのリンクを参照してください。
検索 Web サービスを使用すると、リモート検索レポジトリの一般設定を指定できます。セキュリティの設定については、関連する送信ネットワーク検索で設定します。これにより、複数の送信ネットワーク検索による検索レポジトリへのアクセスを分割することができます。
検索 Web サービスのエディタについては、次のエディタに関するページへのリンクを参照してください。
1 つの Oracle WebCenter Interaction ポータルから別の Oracle WebCenter Interaction ポータルに対して、コンテンツのリクエストや、コンテンツの提供を行うことができます。ポータルをインストールすると、公開アクセスによる受信ネットワーク検索が作成されます。これにより、ゲスト ユーザとして、別の Oracle WebCenter Interaction ポータルがこのポータルを検索できるようになります。
他の検索についての関連性を確立するには、新しい受信ネットワーク検索または送信ネットワーク検索を作成する必要があります。ポータルでコンテンツのリクエストまたは提供が行われる場合、ネットワーク検索を確立する前に、この操作にかかわるユーザや管理者の間で、次の項目について同意を得ておく必要があります。
コンテンツを提供するサービス ポータル
コンテンツをリクエストするポータル
ポータルの識別に使用するポータル識別名とパスワード
送信されたすべてのリクエストに対し、リクエスト ポータルは認証のための ID とパスワードを、サービス ポータルに送信します。リクエスト ポータルの送信ネットワーク検索と、サービス ポータルの受信ネットワーク検索の両方に対し、同じ ID とパスワードを入力する必要があります。
リクエスト ポータルで使用するサービス ポータルのコンテンツ
両方のポータルで複数ユーザに共通の外部データベース (LDAP サーバまたは Active Directory ドメインなど) を共有している場合は、共有ユーザにサービス ポータル上の適切なコンテンツに対するアクセス権限を付与する必要があります。これにより、その他の管理作業を実行することなく、最大のコンテンツ セキュリティを得られます。
関連するポータルでユーザ情報のデータベースが共有されていない場合は、リクエスト ポータルのユーザによってアカウントを借用できるサービス ポータルに対し、1 つまたは複数のポータル ユーザを作成する必要があります。サービス ポータルのユーザはこの目的のためにのみ作成し、このようなユーザの名前がリクエスト ポータルの管理者との間で共有されている必要があります。
次のリンクをクリックすると、使用例を説明したページが表示されます。
[サービス ポータル ユーザの偽装] では、リクエストを行ったポータル ユーザが保護されたコンテンツへアクセスするためにサービス ポータル ユーザのアカウントを借用する方法を説明しています。
[ユーザ データベースの共有] では、同じユーザ レポジトリにアクセスする複数のポータルでコンテンツを共有する方法を説明しています。
受信および送信ネットワーク検索を行うためには、この操作にかかわるユーザや管理者の間で、信頼関係を保つための方法を決めておく必要があります。
非ポータル レポジトリを検索する場合は、Oracle または他のベンダによってレポジトリにアクセスするための検索 Web サービスのための記述が提供されている場合があります。提供されていない場合は、Oracle が提供する IDK を使用して、独自の検索 Web サービスを Java または .NET 形式で簡単に記述することができます。詳細については、Oracle WebCenter Interaction Web Service Development Guide を参照してください。このガイドは、Oracle Technology Network (http://www.oracle.com/technology/documentation/bea.html) で参照できます。
非ポータル レポジトリにアクセスする送信ネットワーク検索を作成するには: